目からウロコの三味唐辛子。
サボっている半月の間に
季節はすっかり春です。
電気代もガス代も爆上がりのいま、
暖房いらなくなって、お風呂の追い焚きも減ってよきよき。
ですが、過ぎ去った季節に置き忘れたことがひとつ。
今年はスキーに1回しか行けなかったー。
驚かれるかもしれませんが
愛媛にもスキー場あるんです。
たぶん、3カ所(知らないだけで、もっとあるかも)。
そりゃ、雪質だのなんだのは問えません。
でもしっかり降って積もったゲレンデで
みんな楽しそう〜に滑ってます。
しかも、松山からほんの2時間車を走らせれば着いてしまうというお手軽さ。
冬の休日。
遅めの朝ごはんを食べながら
「今日、天気いいねー。スキーでも行く?」ってゆるっと出発して
途中、山すその道の駅に寄ってランチ。
名物のたらいうどん(←めちゃうまい。なんなら母はこれが目的)で腹ごしらえをして
午後イチから3、4時間ヒャッホーと滑り、
家に帰って午後7時には
「夕飯は簡単なもので〜」と一家で鍋をつついてる・・・
ってすごくないですか?
東京にいた頃は、えっちらおっちら大荷物抱えて
新宿から夜行バスに乗って、
碓氷峠越えて、
狭い宿に詰め込まれて。
翌日、こんな思いして来たんだから1秒たりとも無駄にはできぬと
一心不乱に滑ってまたバスに揺られてフラフラで帰る。
っての、誰もが一度はやってますよね。
あれなんだったんだろう。
で、そのたらいうどんを食べる道の駅で
毎年必ず買うものがあるんです。
それが本日のテーマ「三味唐辛子」。
いやね、これ絶品でもう他は食べられないって感じなんです。
唐辛子にうまいもまずいもないと思ってません?
私は思ってました。
でもこれ知ったら、
コクとか華やかな香りとか、もちろん辛味もしっかりで
いままでまがい物を食べてたのか、と。
20g100円(やすっ)で売られているのは
唐辛子、柚子の皮、黒ごま の三味。
すべて地元、内子町小田産です。
何が違うのかなあって考えたんですけど
たぶん、いちばん大きな違いは鮮度じゃないかと。
乾物に鮮度はあまり気にしたことなかったけど
風味も香りも時間とともに飛びそうですよね。
スパイスもつくりたてってことが重要なんだなと。
大量生産のスパイスは、いつ収穫されて、
いつ乾燥させて、いつ粉砕されたのか
わかんないですもんね。
容器はこれ使ってます。
デザイナーの原研哉さんが雑誌で取り上げていたのを見て、
一目惚れ。
造形も美しいけれど
無垢の竹は余計な湿度も吸収してくれて
保管に適しているような気がします(無ファクトチェック)。